2017年12月30日カテゴリー:

隠れ肥満、隠れ貧困

花子:なぜこのお店知らなかったのかな。
太郎:隠れた名店だもの。
花子:常連になりたいけど、お財布にはきついわ。

隠れ○○を探し見つけたときは、ワクワクドキドキします。
違う意味でドキドキするのが、隠れ肥満、隠れ貧困です。

 

隠れ肥満は、生活習慣病を引き起こすリスクを高くします。

 

子どもの貧困が取りざたされていますが、大人・高齢者の貧困もかなりの割合で存在します。表立って分からないので。隠れ貧困と言われています。
ある程度の収入があるのに、貯蓄がない。貯蓄がないので急な出費に対応できず、借金を余儀なくされます。
年金など限られた収入の中では、思うように借入はできません。金融広報中央委員会の調べでは、約3割の家庭で貯蓄が0という結果があります。

 

貧困に陥る原因としては、収入の減少と家計の浪費。それに年齢が高くなると、病気と介護が加わります。
この原因に当てはまる状況が、退職後です。
もちろん、年金収入額や生活費は、家庭により差があります。
もしこれに、介護保険で最も重い要介護度5(支給限度額36万650円)の自己負担額3万6065円が加わったら…。

 

隠れ肥満、隠れ貧困も、すぐには改善しません。
地道なちょっときつめの自己管理が求められます。
ゆとりある楽しい生活を送るために、家計分野において、山梨県FPセンターでは、適切な提案、情報提供ができるように心掛けています。
(山梨県FPセンター・井上和仁)