2017年9月23日カテゴリー:

保険を検討するとき、押さえておきたいポイント

咲子:あなた、医療保険に入っている?
貴広:入院のときに出るのには。
咲子:通院や自宅療養のときは?

日常生活には、さまざまなリスク(危険や心配なこと)が潜んでいます。
そんなリスクに対し、経済的な面から支えて安心させてくれるのが「保険」です。
たくさんの保険商品が販売され、多くのリスクに対応しています。しかし、思いつくリスクすべてに保険で備えると、保険貧乏になってしまうかもしれません。

 

保険を検討するとき、押さえておきたいポイントがあります。
それは、「どんな保障を、いつまでいくら保障して、保険料はいくらか」と「保険で保障できないところはどこなのか」です。

 

これを身近な医療保険で説明してみましょう。
どんな保障が必要なのかは、病気・けがでの入院時の治療費なのか、病気・けがで働けなくなったときの生活費なのか、または両方なのか。
その際には保障日額も考えます。

 

続いて、今から20年間にするのか、亡くなるまでの終身にするのか、と保障期間を考えます。
そして、その保険料はいくらなのか、無理なく払い続けていけるのか、年金収入だけになったときに保険料が払えるのか、などと保険料と保険料の振り込み期間を考えます。

 

インフルエンザになったりおなかの調子が悪くなったりして仕事を休んでも保障されない事例もあるので、保障されないのはどんなときか、また保険以外に備えはないかを確認することも大事です。
(山梨県FPセンター・井上和仁)