2017年9月16日カテゴリー:

デジタル終活

晴子:昨日連絡取れなかったけど。
孝子:子どもがスマホを踏んで壊れちゃって。修理するか買い替えるか検討中なの。
晴子:家の固定電話の番号教えて。

今や、多くの人が保有しているパソコン。携帯電話、スマートフォンなどの情報機器。
インターネットバンキングをはじめとしたネット取引、趣味の写真や動画の保存、SNSでの交流と、さまざまな用途に使用されています。

 

「デジタル終活」とは、最近ちらほら聞く言葉です。
終活というと、人生の終わりを良いものにするための事前準備なので、高齢者のイメージが重なります。
しかし、若い世代にも、突然の病気や死はやってきます。

 

預金通帳、アルバムなどアナログの物は、現物が目の前にあるので対処できます。
一方、デジタルな物は、どこに何があるか分からず…。
また、あることが分かっても、IDやパスワードといったログインの方法を本人しか知らないことがあります。

 

情報機器などのデジタルな機器を使用している人が突然いなくなったら、そのときはいろいろな問題が発生するかもしれません。
そんな問題が発生するのを未然に防ぐ事前準備がデジタル終活です。

 

準備として簡単なのは、ID・パスワードなどを紙に書いて、分かるようで分からない場所に残しておくことですが、最近のセキュリティーは、指紋・虹彩・顔認証があるので、これに対応する準備も必要です。
(山梨県FPセンター・井上和仁)